■日本でも人気が高いトゥファキャストの名手『Aaron Anderson Tufacast Naja Pendant drop』です。「トゥファキャスト」とは“トゥファストーンと呼ばれる軽石のような柔らかい石”二つに彫刻刀などで型を掘り、それを合わせて溶かしたシルバーを流し込んで造形する技法です。柔らかいといっても石のなかでは柔らかいほうという意味なので、実際の石は想像以上に硬く、型が細かく、複雑になればなるほど技術が必要になります。また、シルバーが冷えて固まるまで待ってから取り出すのですが、大抵1つで石が割れてしまいます。運が良くて2つ、3つ……ですから文字通りの「一発勝負」、「一点モノ」です。その効率の悪さから、この技法を使う作家は年々減っています……アーロンはナバホ伝統のトゥファにこだわり、単なる技法のひとつだった“トゥファキャストをアートの領域にまで高めた作家”としてアメリカで一流作家としての名声を得た人物ですから、その作品の出来映えは群を抜きます。そして私もトゥファから生み出される「シルバーの質感」~“変幻自在に変化するシルバーの不思議な魅力”をこよなく愛する一人です。【豆知識】●ナジャ『Naja』はナバホ語で「三日月」という意味です。アメリカインディアンの数々の部族で男女問わず身につけられてきた神聖なモチーフで、“子宮を型どっている”とも云われています。元々は、紀元前フェニキアの三日月を型どったお守りがルーツで、いつ?どのように?アメリカ大陸に伝わってきたかは定かではありませんが、ナバホ族が大切な馬を災いから守る頭飾りとして使うようになり~その後「スカッシュ(カボチャ)」の蕾をモチーフにしたネックレス等と組み合わせて正装に取り入れられるようになり「御守り」として、インディアン達が大切に身に着けるようになりました。■サイズなど/縦約(カン含む)34㎜、最大幅約19㎜、厚さ約2.5㎜。カン内寸約3㎜径。作者ホールマークアリ。※未使用【注意】ハンドメイドの為、初期キズやクスミ等があります。その為、新品・未使用でも状態は「傷や汚れあり」にいたします。【お願い】 ①「金額はギリギリに設定」してあります。②封筒・ビニール袋等再利用、簡易包装とさせていただきます。③早い者勝ちとさせていただきます。